目次
歯磨きの仕方・すすぎ方・生活習慣まで歯科医院が詳しく解説
こんにちは。くろおかファミリー歯科です。
前回の記事では、フッ素には虫歯予防効果があることや、歯科医院でのフッ素塗布だけでなく、ご家庭で毎日フッ素入り歯磨き剤を使用することが大切であることについてご紹介しました。
▼前回の記事はこちら
子どものフッ素塗布はいつから必要?虫歯予防の効果や1450ppmF歯磨き剤の選び方を歯科医院が解説
https://kurooka-dc.com/column/fluoride-for-children/
今回は、
「フッ素入り歯磨き剤を使っているけれど、本当に正しく使えているのかな?」
という疑問をお持ちの方へ向けて、ご家庭でフッ素の効果をより高める方法をご紹介します。
毎日のちょっとした工夫が、お子さまの将来のお口の健康につながります。
フッ素は「毎日続けること」が最も大切です
保護者の方の中には、
「歯科医院で定期的にフッ素を塗っているから大丈夫」
と思われている方もいらっしゃいます。
もちろん、歯科医院での高濃度フッ素塗布は、虫歯予防において非常に大切な処置です。
しかし、現在の予防歯科では、それ以上に重要視されているのが毎日のフッ素入り歯磨き剤の使用です。
フッ素は、一度だけ使用して終わりではなく、毎日継続して歯に触れることで効果を発揮します。
そのため、
・歯科医院での定期的なフッ素塗布
そして
・ご家庭での毎日のフッ素入り歯磨き剤
この二つを組み合わせることが、虫歯予防の基本になります。
歯磨き後は何度もうがいをしないこともポイントです
歯磨きが終わると、
「何度もきれいにゆすがないと気持ち悪い」
という方は少なくありません。
しかし、何度もたくさんの水でゆすいでしまうと、歯磨き剤に含まれているフッ素まで洗い流されてしまいます。
おすすめなのは、
少量の水(10~15mL程度)で1回軽くすすぐことです。
これにより、フッ素がお口の中に残りやすくなり、歯の表面へ作用する時間が長くなります。
また、歯磨きが終わった後は、30分程度飲食を控えると、さらにフッ素の効果を活かしやすくなります。
年齢に合わせたフッ素入り歯磨き剤を使いましょう
フッ素は「濃度が高ければ高いほどよい」というものではありません。
年齢に応じた濃度と使用量を守ることが大切です。
乳歯が生え始めた頃からフッ素入り歯磨き剤は使用できますが、年齢によって適切な使用量が異なります。
また、小学生以上では1450ppmFの歯磨き剤が使用できる年齢になるため、ご家庭での虫歯予防に大きな力を発揮します。
「どの歯磨き剤を選べばよいかわからない」
という場合は、お子さまのお口の状態や虫歯のリスクに合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
毎日の習慣づくりには管理栄養士も関わっています
虫歯予防は、歯磨きだけでできるものではありません。
毎日の食生活や生活リズム、おやつの食べ方なども、お口の健康に大きく影響します。
くろおかファミリー歯科では、歯科医師や歯科衛生士だけでなく、管理栄養士も予防歯科に関わっています。
例えば、
・おやつを食べる時間や回数
・ジュースやスポーツドリンクとの付き合い方
・虫歯になりにくい間食の選び方
・フッ素入り歯磨き剤を毎日使う習慣づくり
など、お子さまの生活スタイルに合わせて無理なく続けられる方法を一緒に考えています。
どれだけ良い歯磨き剤を使っていても、毎日続けられなければ十分な効果は期待できません。
だからこそ私たちは、「知識を伝えること」だけではなく、「続けられる習慣づくり」を大切にしています。
定期検診ではフッ素塗布だけでは終わりません
くろおかファミリー歯科では、定期検診でフッ素塗布を行うだけではありません。
お子さま一人ひとりのお口の状態を確認し、
・磨き残しが増えていないか
・歯ブラシが届きにくい場所はどこか
・年齢に応じたセルフケアができているか
などを確認しながら、必要に応じて歯磨き指導(TBI)も行っています。
特に成長とともに仕上げ磨きが卒業へ向かう時期には、お子さま自身が正しく磨けるようになることが重要です。
将来、大人になっても自分の歯を守れるセルフケアを身につけることを目標にサポートしています。
よくある質問
Q. フッ素入り歯磨き剤は毎日使った方がいいですか?
はい。毎日の使用をおすすめしています。
フッ素は継続して使用することで虫歯予防効果を発揮します。
歯科医院でのフッ素塗布だけではなく、ご家庭で毎日使用することが大切です。
Q. 1450ppmFならどの商品でもいいですか?
フッ素濃度は大切ですが、それだけではありません。
くろおかファミリー歯科では、発泡剤が少ない、または含まれていない歯磨き剤もおすすめしています。
泡立ちが控えめな方が一本一本の歯を意識して磨きやすく、フッ素をお口の中に残しやすくなるためです。
Q. フッ素塗布を受けていれば虫歯になりませんか?
残念ながら、フッ素だけで虫歯を完全に防ぐことはできません。
虫歯予防には、
・毎日の歯磨き
・フッ素
・食生活
・定期検診
これらを組み合わせることが大切です。
まとめ
フッ素は、現在の予防歯科に欠かせない虫歯予防方法の一つです。
しかし、最も大切なのは「フッ素を使うこと」ではなく、「毎日の生活の中で正しく続けること」です。
くろおかファミリー歯科では、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士が連携し、お子さまとご家族が無理なく続けられる予防習慣づくりをサポートしています。
フッ素入り歯磨き剤の選び方や使い方、お子さまのお口に合ったセルフケアについて気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お子さまが将来も健康な歯で過ごせるよう、一緒に予防に取り組んでいきましょう。
監修者情報

経歴
- 2003年 私立淳心学院高等学校卒業
- 2011年 北海道大学歯学部卒業 北海道大学歯学部第一補綴科にて研修を行う
- 2012年 大阪府下の義歯に特化した自費診療専門の医院で勤務
- 2013年 大阪府下 医療法人 副院長就任
- 2014年 同医療法人 分院長就任
- 2024年 くろおかファミリー歯科 開業



