コラム

みなさんご存知ですか?最近とてもよく話題になる「口腔機能」

あまり聞いたことのない人も多いかもしれません。

しかし、この「口腔機能」じつはみなさんの健康にとってとっても大事なことなんです。

 

「口腔機能」ってなに?

口腔機能とは、食事の「噛む(咀嚼)」「飲み込む(嚥下)」、意思疎通の「話す(構音)」、味を感じる「味覚」、さらに「呼吸」や「表情作り」など、口が担う包括的な役割です。

食べる、飲み込む、呼吸するといった生きる上で非常に重要な働きを担っているのが口腔機能です。

足の筋肉が衰えてしまうと歩くことが困難になり、日常生活に多大な支障をきたします。

それと同じで、口腔機能が衰えてしまうことで生きるための機能を失ってしまいます。

人生100年時代、できるだけ健康に長生きしたいですよね。

そのためには足腰の強さももちろん、口腔機能が健康であることがとても重要になってきます。

 

口腔機能発達不全症と口腔機能低下症

歯科においては口腔機能に対して

・口腔機能発達不全症

・口腔機能低下症

の二つが病名としてつけられています。

口腔機能発達曲線

 上図のように口腔機能は乳幼児期・学童期に発達し、成人期で維持したあと高齢期にかけてゆっくりと低下していきます。

 

口腔機能発達不全症

口腔機能発達不全症とは乳幼児期・学童期に噛む・飲み込む・話す等の生きる上で必要不可欠な機能の正常な発達を得ることができず、代償的に間違った機能を獲得したり不完全な状態でのピークを迎えてしまう状態です。

口腔機能発達不全症の図
口腔機能発達不全症が進んだ時の図

この状態に対して行うことは「ハビリテーション」になります。

ハビリテーションとは、もともとなかった新しい機能を獲得させるという意味で使います。

要するに、生まれて本来獲得したかった機能をトレーニングを行うことで正常に獲得させるようにしていきます。

上の左図の赤の矢印のように機能が下の方で頭打ちになってしまうと、右図のように高齢期になってから機能の低下が他の人よりも早くなってしまい、健康寿命が短くなってしまう可能性が高くなります。

 

口腔機能低下症

口腔機能低下症とは加齢、疾患、障害により噛む・飲み込む・話す等のお口の機能が複合的に低下した状態です。

単なる老化現象と異なり、治療・介入が必要な「疾患」と定義され、放置すると食事の偏り、全身の筋力低下(サルコペニア)や要介護のリスクを高めることになります。

口腔機能低下症の図

この状態に対して行うことは「リハビリテーション」になります。

リハビリテーションとは、本来備えていた機能が弱くなってしまった場合に元の状態に近づけるという意味で使います。

人間は加齢と共に機能も低下しいきますが、上図の青の矢印ができる限り緩やかに下がっていくようにしていくことで健康寿命を延ばしていくことが必要です。

 

まとめ

実はとっても大事な「口腔機能」

実はなんとなく日常を過ごせていても、将来的に自分の生活に大きな支障をきたしてしまうかもしれません。

人生100年時代と言われる今だからこそ、「病気にならない」だけでなく「より健康に生きる」ために今自分に何ができるか考えていきたいですね。

くろおかファミリー歯科はこれからもみなさんの人生がより豊かになるように最善を尽くして歯科医療を提供していきます。

次回からのブログで、口腔機能を育むために歯科医院で取り組んでいることを順次お伝えしていきますのでお楽しみに!

 

 

 監修者情報

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経歴

  • 2003年 私立淳心学院高等学校卒業
  • 2011年 北海道大学歯学部卒業 北海道大学歯学部第一補綴科にて研修を行う
  • 2012年 大阪府下の義歯に特化した自費診療専門の医院で勤務
  • 2013年 大阪府下 医療法人 副院長就任
  • 2014年 同医療法人 分院長就任
  • 2024年 くろおかファミリー歯科 開業
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