症例紹介 矯正相談ブログ

【患者さん情報】

8歳 女性

 

【相談のきっかけ】

当院の開業にあたり、歯並びが気になるのでとご足労いただきました。

 

【問診票での「お子さんに当てはまるもの」】

・お口がぽかんと開いていることが多い

・歯並びが悪い

・姿勢が悪い(猫背)

・食べるのが遅い

・歯ぎしりをする

・食べている時にぺちゃくちゃ音がする

 

【検査で判明した問題点】

・嚥下時に口の周りの筋肉に強張りがある(飲み込みの際の舌の使い方がわるい?)

・座っている時に猫背になっている

・直立時に体に歪みがある(重心に対して頭が左に傾いている)

・直立時に足の親指が地面につかず内側に入り込み浮いている

・上顎左右2本目の永久歯の生えるスペースがなく斜めから生えてきている

・下顎左の犬歯の生えるスペースが足りない

・上顎と下顎の前歯の真ん中が合っていない

・舌の表面に着色を認める(嚥下時に舌が口蓋についていない可能性が高い)

 

【本日お話しした内容】

歯並びが悪いのが気になって相談に来ていただきましたが、上顎下顎共に永久歯の生えるスペースがなくこのままいくとさらに歯並びが悪くなっていくことが予想されます。

特に上顎の顎骨の成長が下顎に比べて小さくなっています。水飲みテスト時にお口周りに筋肉の強張りが見られたことと舌の表面に着色があることを総合すると嚥下時に舌が口蓋について嚥下するという正常な機能の獲得が不十分なために、上顎の骨の成長が本来期待したいものよりも足りなくなったのではないかと推測されます。

本来舌は安静にしている時でも上顎の口蓋にひっついているのが正常です。その際に舌が上顎の歯を外側に押し出す力がかかり広がっていくのですが、舌の機能の獲得が不十分な場合には舌は下顎の方に落ち込んできてしまします。そうなると口呼吸の原因にもなり、歯並びが悪くなってしまう大きな原因の一つになってしまいます。

また左下の乳犬歯(前から3番目の歯)が年齢の割に早くに喪失してしまっているせいで、そのスペースに前歯が倒れ込むように生えてしまっているため下の歯の真ん中が左にずれてしまい上下で合わなくなってしまっています。当院で行うトレーニングとマイオブレースを使用した機能矯正である程度の歯並びの改善は期待できますが、上下の真ん中の不一致までは完全に治すことは難しいと考えます。

姿勢も重心が大きく左に傾いており、足の親指も地面についておらずその辺りも今後トレーニングを中心に行っていき根本からの原因の改善が必要になってきます。

年齢が8歳ということもあり上顎の成長の余地があと少しの期間しか残っておらず本来であればまずトレーニングから開始していくのですが、今回の場合は先に上顎の骨を広げるような装置を併用して行っていくことになると思います。

今からしっかりと協力していただき治療を進めていけば舌や呼吸などの機能もしっかりと改善させることができ、その結果歯並びもよくなっていくことが十分に期待できますので一緒に頑張っていきましょう!

 

 

監修者情報

経歴

  • 2003年 私立淳心学院高等学校卒業
  • 2011年 北海道大学歯学部卒業 北海道大学歯学部第一補綴科にて研修を行う
  • 2012年 大阪府下の義歯に特化した自費診療専門の医院で勤務
  • 2013年 大阪府下 医療法人 副院長就任
  • 2014年 同医療法人 分院長就任
  • 2024年 くろおかファミリー歯科 開業
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